「黒ねこさん通信」 本物の占い師とは・・・

こんにちは。占いCafe&Bar 黒ねこさんです。

師走も中旬に入ろうとし、本当に毎日が慌しく過ぎ去って行きます。
神戸では只今ルミナリエが開催されておりまして、全国から多くの人々が来られて賑わっております。私はぎゅうぎゅうの大混雑が苦手なので、いつも最終日の終了間際にルート最終地のイルミネーションを見るだけに留めております(笑)

【占い師や指南者とは簡単に成れるものでは無い・・・】
日本は世界でも稀にみる「占いが産業化」してしまっている国です、つまりは商売として占いが成り立つんですね。その市場は一兆円規模と言われています。

それと占い師の人口も世界で第一位と言われています。
ネットの世界、現実の世界でも至る所で占い師が溢れており、まさに占い師の大量生産な状態です。

ここに一定の疑問というか疑念が生じます。
それは占い師とはそんなに簡単に成れるものなのか?・・・という事です。

ネットや雑誌によくある「八回の講習を受ければ貴方も占い師に成れる」「一年の授業を受ければスピリチュアルリストになれる」「この本を読めば貴方も占い師」・・・
などなどこの様な謳い文句が巷に溢れていますが、結論から申せば、このような事では占い師や指南者にはなれません。これらで占い師をされている方々は「占いごっこ」をされているだけです。

占い師は「見えない運を観る」「人の人生を左右する」「判断に決断がいる」・・・故に「能力や技術の学び」「人間性と人格の養い」「高い見識の修養」が求められます。

「能力や技術」の鍛錬でも数年から数十年は掛かります。
ましてや「人間性、人格の養い」や「高い見識」を学び最低限を身に付けるとなると、どう圧縮し集中してもそれなりの年数が掛かるのは当然です。

私が学んでおります高知県の3000年続く占いの古流派、其仙流(きせんりゅう)では占い教室の内容がかなり厚く「能力や技術」の学び「歴史」「運勢の法則性」「占法の原理、原則」「哲学」などなど他にも多岐に渡り学んでいきますが、其仙流が最も重きを置いているのが「哲学」の学びです。
占い師たる者、その能力や技術は人格に裏打ちされたものでなければ「本質的な占断は出来ない」故に人間性を磨き、人格を養う哲学に重きを置くとしています。

また、昔から言われる言葉に「本物になるには本物から学ぶしかない」「一流になりたければ一流に学ぶしかない」と言います。
まさに占いは「本物」にしか務まるものではありません。
相談者の中には「会社の経営」や「人生の岐路」「一生に一度の大決断」という「真剣」な相談や場合により「命懸け」の相談という方もいます。
「経営者、政治家、人の上に立つ立場の方」などは「命懸け」の相談をして来ることもしばしばあります。

その様な真剣な相談をされる方に「数回の講習を受けた」「書店の本を何冊か読んだ」「半年や一年の教室を受けた」という占い師が通用するでしょうか?

『まとめ』
昔は当然の様に、より本物を目指す為に運勢学を学んだ後に更に「下積み」という行程、過程を踏んでいきながら徐々に本物となっていくのですが、現代占い師の多くが「下積み」も疎かにし正しい経験を積むという姿勢が非常に希薄に感じます。

また運勢学を学ぶにはどうしても「先生、師」という存在は欠かせません「ネット、書物、自己流」に学んでも「本物の域」には達する事は出来ません。
「先生や師」に様々な事を教えて貰いながら、現場での心得や表現力、知識、経験などなどを教えて頂きながら徐々に本物となるのです。
またその「先生や師」が「本物、一流」でなければそもそも意味が無いのですが、少なくとも占いに対する「本質的な姿勢」があるかどうかは最低限求められるのではないでしょうか?

「雑誌やテレビなどメディアで有名だから」
「高い鑑定料金を取っているから」
「的中率が凄いから」
「とても癒されるから」・・・

などという事では「本物、一流」という判断はつきません、それほどのこの占いというものは理解しがたく、正しく会得が難しいものなのです。

古代中国の古書「神異賦(しんいふ)」の中にこの様な一文が載っています・・・

「之妄り(これみだり)に人に教えるべからず」

この言葉の意味は余程の覚悟や才のある者でも運勢学は理解し難いから軽々に教えてはならない・・・という意味です。
間違って理解しそれを広める・・・この繰り返しをしてしまったから中国も日本もこの占い業界がここまで濁り、曲がってしまったのです。

そもそも、運勢とは人の目に見えるものでは無い・・・ではその見えない運勢を見えるような技術や能力を得るしか方法は無いわけですが、そこに皆さん自己流を以てして判断します、ここがまた過ちの始まりです。

故に「本物、一流」の「先生、師」の存在は欠かせなく正しい「下積み」を積み重ねる経験が必須となるのです。
占いというものが身近になった事は評価も出来、また喜ばしい事ですが、一方で身近になったぶん、お気軽・お手軽に占い師や指南者になるものが急増しており、その敷居が低くなったのと同時に占いの価値そのものも低くなってしまっているのではないでしょうか?

占い師や指南者になるという事は皆さんが思っている以上に大変、難しく成り難いものです。

当店の占法は其仙流から学んでおります「無相・麻衣神相法・易」の3つです。
そのどれもが原理・原則・法則性といった自然の理を応用したものです。

ホームページでは占法の説明や、効果が有るのか無いのかのような枝葉に効く風水と違って、「根っこに効く」開運商品が載っておりますので合わせて是非ご覧下さいますよう、宜しくお願い致します。

占いCafe&Bar 黒ねこさん


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兵庫県神戸市中央区元町通2-4-5
TEL 070-2327-3357

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