「虫の声」が聞こえるのは日本人とポリネシア人だけ

こんにちは。占いCafe&Bar 黒ねこさんです。
とうとう今年も残る所1ヶ月と少しになりましたね。


今年は「令和」という新しい年号になり、一生に一度お目にかかれる事もない、
超スペシャルの特大イベント「天皇の即位の礼」が行われました。
お店があったので生中継では見られませんでしたが、
終わってからじっくり拝見させて頂きました。
厳かで何とも言えない高貴さと永い歴史の重みを感じました。



皇室という日本にしかない世界に誇れる文化の始まりは、「日本書紀」の記述に基づいています。初代天皇に即位された神武天皇は西暦前660年とされています。

実に今上天皇で126代目。
2600年も続いた来た歴史となり、
世界の王室で最長となります。

「日本書紀」の信ぴょう性が問われて、継体天皇が在位していた
時期で言っても6世紀の前半になるとされています。
それでも1500年はありますので、やはり世界で最長と言えるのでしょう。

しかも、どの国でも儀式があるとは言え、ここまで長い時間をかけて
色々な儀式・しきたりを重んじる国は日本しかないでしょうから、
本当に精神の高い民族だと感じて日本人である事を誇らしく思います。



言葉にしても欧米はアルファベットしかありません。
日本に関してはカタカナ・平仮名・漢字・ローマ字と数多く、
しかも漢字になると当て字や2文字以上で「熟語」として
意味がある言葉になるので、言葉の処理能力がとても優れています。


さらには擬態語・擬音語・擬声語・疑容語・疑情語と
呼ばれるものがありまして、自然界の音・声、物事の状態や動きなどを
音(おん)で象徴的に表した語でオノマトペと言いますが、
日本のオノマトペの特徴として、一つの語が沢山の意味と用法を持つことがあります。
擬態語・・・きらきら、つるつる、さらっと
擬音語・・・ざあざあ、ごろごろ、どんどん
擬声語・・・わんわん、おぎゃあ、コケコッコー
疑容語・・・うろうろ、ばたばた、ふらっと
疑情語・・・いらいら、どきどき、うっとり
などです。


「ごろごろ」はこの5つ全てに当てはまります。
「猫がごろごろ喉を鳴らす」は擬声語
「雷がごろごろ鳴っている」は擬音語
「丸太がごろごろと転がる」は擬態語
「日曜日に家でごろごろしている」は疑容語
「目にゴミが入ってごろごろする」は疑情語となります。

アルファベットでは到底ここまで複雑に表すことが出来ないのです。
ひとつの言葉を瞬時に状況に合わせて理解をする能力が、
日本人はとても優れているのでしょう。

そのお陰様で日本人は虫のさえずりを「声」として聴く事が出来ます。
私も「声」として聞こえるのは日本人とポリネシア人だけと知って、
かなり衝撃を受けました。
他の人種の人たちには「雑音」として聞こえ、
それも意識しない様になれば聞こえなくなるそうです。

秋には「虫の声」が聞きながら、秋の夜長を楽しんで月を愛でる・・・

そういう風流な日本に生まれただけでも、十分感謝すべきではないでしょうか・・・


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