本質を見抜く占い その1

こんにちは。占いCafe&Bar 黒ねこさんのブログをご覧下さいまして、
誠に有難うございます。

新型コロナが中々沈静化しませんが、ワクチンも共同開発され、
近々流行も収まるのではないか?と思っていますが、
本当に一日でも早くそう願います。


最近、思ったことなんですがいつのまにか私の占いに
「変化」が訪れているような気がします。
占いは「指南すること」が大前提ですが、
相談者が直球で核心に触れる質問をされれば問題はないのですが、
相談者自身も気づいていない問題の時も結構出くわしたりしまして、
それを探るのにとても時間がかかって難儀をする場合も多々あります。
どうやら、これを探るのが早くなってきたみたいです。

それで思い出したのが其仙流(きせんりゅう)の教えの中にある
「三根」という言葉です。

一つ、相手の話を丁寧に「よく聞く事」。
二つ、「無」の境地で観る事。
三つ、有形もあり、無形もありで「無相」を観る。

この相手の話をよく聞くというのに、「言葉」が非常に意味
持っている大事な事だと今更ながら気づいたのです。
この言葉を聞き逃すと、相談者の本質的に解決する占いにはならないということです。

事例を紹介いたしますね。

Aさん:仕事について観て貰えますか?結婚していて子供もいますが、
    これから仕事をしていきたいんです。
    自立したいと思って・・・

普通なら、「仕事」の運だけを観てしまいますが、
この時妙に「自立」という言葉が引っ掛かりました。
よくよく聞き取りをしていくと、さんは時々幻聴が聴こえているそうで、
自分の事を「特別な人間」だと思ってスピリチュアルに関心を持っていたとの事・・・
自分は特別で人とは違うから、人間関係が上手く行かないと思い込んでいたのです。

確かに、聞こえないものが聞こえたり、見えないものが見えたりしたとしたら、
「特別」と思ってしまいたいのはよく分りますが、
それを生きる軸にしていては人生がままならないものとなってしまいます。

Aさんは「仕事」を観てほしいと言いながらも、
実は人間関係が上手くいかない事を悩んでいたのです。

そこで、自分に起こっている事を特別だとは思わないで、
気にせずに普通に暮らすだけでいいとアドバイスを致しました。
「何か」が聞こえたとしても、人生を「生きる」、生活上に何の関与もありませんから。

Aさん:子供も敏感で「今日、嫌な事があるから学校には行きたくない」というので、
    今までは言うとおりに聞いていましたけど、それも気にしたらダメなんでしょ
    うか?

このように、受け入れてしまうと子供もそれが分かる
「特別な人間」だと思って育ってしまいます。
嫌な事、辛い事・・・ 苦労は人を育てる、成長するために必要不可欠な事です。
経験を積んで成長していくのですから、「大丈夫。気にしなくていいよ。」と
言ってあげるべきなのです。

ただの、何の事もない「普通でいい」という言葉にAさんは
ふっきれたかのように「安心しました」と仰いました。

仕事の話で終わっていてはAさんの心の奥に引っ掛かっていた問題を
解決するに至らなかったでしょう。
改めて其仙流の「三根」に感服する今日この頃です・・・





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