悪い結果だけを言う占いは「信じる必要はない」
こんにちは。
占いカフェ&バー黒ねこさんのブログをご覧下さり、誠に有難うございます。
またも月末、来月は6月で早くも一年の半分に入ろうとしています。
本当に、年を行けば行くほど日の立つのが早いものです・・・
最近、地震が多いので少し不安になったりします。
非常食や水を余分めに意識して多く備蓄するようになりました。
我が家には猫がいますので、非難になったらどうしたら良いのだろう?・・・
と思ってしまいます。
さて、先月は偽物の占いがほとんど・・・というものをテーマにしました。
元を正せば占法が間違っていてもそれが当たり前になっている業界ですから
仕方ないのですが・・・
話の流れとしては「人を騙す占い」、詐欺まがいが多いということに触れました。
しかし、本当に真面目に占いに取り組まれている方が沢山いらっしゃるのも
事実です。
中には底辺ながら遊びの延長の感覚での占い師も、百歩譲って黙認します。
でも、一番許せないのが「脅したり」「不安がらせる」など、
悪い結果だけを告げて終わらせる占い師です。
相談者さんを「前に向かって」導いていくのが占い師のお役目だというのに
真っ向から、ど反対の事をしているわけです。
実際、私のお店にも過去に何人もそのように「悪い事を告げられて」不安になって訪れる方がいらっしゃっています。
いくつか例を挙げてみましょう・・・
「私が人間関係でこじらせて上手くいかないのは、姑の生霊が憑いているからだと言われましたが、本当でしょうか?」
「前にタロットで『ご主人は若い女の子が好きで、浮気をしていますよ』と
言われ、不安になって主人に確かめたら『毎日定時で帰っているのに、
どうやって浮気をするねん!』と怒られて、何故そんな事を聞くのかと
問い詰められて『占ってもらって・・・』と言ったら飽きられて、
それからどんどん仲が悪くなってしまって、今は『実家に帰れ!』と
言われて別居しているんです」
「こちらでお祓いしてもらえるか、もしくは出来る所を紹介して
もらえたりしますか?
セラピストに悪いものが憑いているから祓った方が良いと言われて怖くて・・・」
「娘が33歳までに結婚しないともう出来ないと昔占って貰って言われた事が
あるんです。
今、35歳ですから無理ですか?孫の顔も見れないと思って凄くショックを
受けたのですが」
「貴方は結婚出来ませんと言われました」
というように、悪いことを告げて終わらせて不安がらせています。
何度もブログで言っていますが、占いは「人のお役に立つ」、前に向かって進めるように「強く生きる」指南をするのが本来の使命です。
当然、生き方をこじらせていれば壁にぶつかるし、弱くもなります。
それに不安を与えるだけ与えて、「どうすれば乗り越えられるのか?」
「如何に回避するか?」を言わない、言えない占い師は人に「害をなすだけ」の、三流以下の占い師で偽物と言わざるを得ません。
責任を負えるものではないとしても、その人の人生を左右しかねない
「責任を持つ覚悟」で真剣に観るのが本当の占い師の姿です。
もう一つ、正しいようで違う事例も挙げてみますね。
「3年後に離婚すると言われて、本当に離婚したので当たっていました」
この事例は「当たった」と仰っていらっしゃいますが、それは間違いです!
未来は決まっていません・・・
悪いことが起こるように観えても「そうならないように」努力するように
助言すべきなのです。
これでは、その「危機」が訪れた時に「あぁ、前に占いでそう出てたから、
そうなったんだ」と決めつけて抗おうとする気持ちを起こせなくさせて
しまっているのです。
本来なら離婚するかもの言葉の次に「3年後に離婚の危機があるかも
しれません、、
でもそうならないように、何でもかんでも頼りきってる中で不平・不満を
ぶちまけていないか?とか、してくれて当たり前になって感謝を忘れているとか、自分の事に精一杯になって、相手の気持ちに配慮を忘れてはいないか?とか、
常日頃からコミュニケーションを取って、寄り添う気持ちを持とうとか今から
意識して見直せば大丈夫ですよ」
というように、「悪い結果が当たらないように」指南しなければいけないのです。
たとえ詐欺や騙す行為ではなくても、「強く生きる」気持ちを持たせなくなる言動も「信じる」に値しません。
例えば、「貴方の後ろには三人の守護霊が憑いて見守ってくれていますから大丈夫ですよ」とか・・・
一見、安心感を与えているように思えますが、それは「現実的」ではない錯覚の世界なので何か問題があってもそれを
「どうしたら解決するのか?」という事を「考える力」を弱くする行為であって、その人を前向きに生きるように導く本質的な占いとは大きくかけ離れています。
目に見えない「何か」を信じるのは自分の勝手ですがその世界観を押し付けて、
さも「現実的にある」と思わせる、現実から目を背けさせてしまう言動を、
相談者さんが信じてしまうとどこか生き方が歪んでしまいます。
弱い人は、現実から逃げたくなります。
そこを「何とか乗り越える」ように指南するのが我々占い師の務めなのに、
わざわざ「生き方を弱くする」ような言動をする占い師は信じてはいけない
のです。
このように、現代もですが昔から「占い」というものが庶民に親しまれれば
親しまれるほどに、お金儲けや地位・名声を得ようとする「道具」に使われて
いました。
其仙流は遥か昔からこの「良くない流れ」を憂いていました。
そして現代はその悪いものを断ち切ろうと、占い業界の大洗濯に邁進して行く
覚悟で皆さんに発信しています。
なかなか色んな占いの形が次から次へと生まれてくる昨今で「本物」を
判断するのは一般的には困難かも知れませんが・・・
飲食のように「オリジナル」で創作されるのならば個人的な味で構わないでしょうが、占いには必ず「原理・原則」が存在します。
独自で編み出した、開発したという占いは100%偽物で信じられません。
「オリジナルの占い」が50年先、数百年先まで生き残るはずもありません。
本物は何百年、何千年経っても生き残るのです・・・
それは「歴史」が証明してくれてます。
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